・ビタミンA

- 特徴と機能
- ビタミンAには細胞の代謝促進、皮膚・粘膜の保護、生殖機能や免疫機能の維持などの働きがあり、その生理作用は体全体に及びます。特に「目のビタミン」あるいは「皮膚のビタミン」として有名です。
尚、βカロテンは必要な量だけがビタミンAに変化するプロビタミンで、過剰症の心配もなく、また、抗酸化作用も有していますので、ビタミンAの補給には最適な成分です。
- 欠乏症
- 夜盲症、成長障害、粘膜上皮の乾燥・角質化など
- 過剰症
- 食欲不振、吐き気、発疹、鼻血、頭痛、肝肥大、肝硬変、脱毛、月経異常、関節痛など
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:750RE(3,000RE)
女性:600RE(3,000RE)
*RE=レチノール当量
食品:レバー、魚類、牛乳、バター、チーズなどの動物性食品全般
・ビタミンD

- 特徴と機能
- ビタミンDは、骨の形成に不可欠なビタミンで、不足すると筋肉や神経、細胞の成長にも影響が出ます。特に骨を構成するミネラルのカルシウムとリンの腸粘膜での吸収を促進する働きがあります。
ビタミンDは、発育期の子供や、妊娠・授乳中の女性には特に必要で、所要量は成人所要量の3倍になります。
また、ビタミンDは、紫外線を浴びることで体内で合成されますので、日光をあまり浴びない人や日照量の少ない地域の人は食物やサプリメントで積極的に摂取する必要があります。
- 欠乏症
- 幼児の場合には骨の発育不全や湾曲、大人の場合には骨軟化症や骨粗しょう症
- 過剰症
- 食欲不振、頻尿、嘔吐、不機嫌、尿毒症など
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:5ug (50ug)
女性:5ug (50ug)
食品:シラス干し、マグロ、イワシ、肝油、肉類、乳製品、干しシイタケなど
・ビタミンE

- 特徴と機能
- ビタミンEには、活性酸素による生体膜の酸化を抑え、生活習慣病の原因の一つといわれる過酸化脂質の発生を防ぐ抗酸化作用があり、他のビタミンの酸化も防いでいます。
また、赤血球の保護、血管拡張作用、抗血栓作用、血行促進作用なども認められており、「老化予防ビタミン」と呼ばれています。尚、ビタミンCと一緒に摂取するとCがEの抗酸化作用を高めるため、効率がより良いと言われています。
- 欠乏症
- 神経筋疾患や過酸化脂質の増加による動脈硬化など。未熟児では溶血性貧血
- 過剰症
- 蓄積による害は特にない
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:8mg (800mg)
女性:8mg (700mg)
食品:植物油、ナッツ類、豆類、牛肉、豚肉、サケ、カツオ、レバー、ベーコンなど
・ビタミンK
- 特徴と機能
- ビタミンKは、血液凝固因子の合成に必要な酵素の構成成分で、不足すると血液が固まりにくくなります。
また、骨の代謝にも関係しており、骨粗しょう症の新しい治療薬としても利用されています。
- 欠乏症
- ビタミンKは植物の葉緑体で作られ野菜や緑茶、海草などに多く含まれますが、腸内細菌によっても生成あれるため、普通の食生活をしている限り不足することはありません。
但し、抗生物質を長期飲用している場合や新生児では注意が必要です。
- 過剰症
- 過剰症の例はない
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:75ug(上限量の設定なし)
女性:65ug(上限量の設定なし)
食品:ホウレンソウ、ブロッコリー、キャベツ、緑茶、海草、納豆、バター、チーズなど
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・ビタミンB1

- 特徴と機能
- ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する際に欠かせないビタミンで、「糖代謝ビタミン」と呼ばれています。
また、B1欠乏は脚気のような神経疾患を起こすことから中枢神経や末梢神経などの働きを保つ役割を担っていることが明らかになっています。
妊婦・授乳婦、重労働者、アルコール多飲者などは積極的な摂取が望まれます。
- 欠乏症
- 疲労感、倦怠感、脚気、眼球運動麻痺、歩行運動失調、意識障害
- 過剰症
- 尿排泄により過剰症は起こりません
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:1.4mg(上限量なし)
女性:1.1mg(上限量なし)
食品:ビール酵母、豚肉、牛肉、子羊肉、木の実、豆類、全粒シリアルなど
・ビタミンB2

- 特徴と機能
- ビタミンB2はエネルギーの生成、脂肪酸の代謝、薬物の代謝などに関係しており、過酸化脂質の分解を促進するため、脂肪分を多めに摂った時は、ビタミンB2も多く摂取すると脂肪の燃焼スピードが高まると言われています。
- 欠乏症
- 通常の食生活で深刻な欠乏症は起こりませんが不足した場合は、口内炎や口角炎、脂漏性皮膚炎、眼精疲労などが発症する可能性があります。
- 過剰症
- 過剰症の例はありません
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:1.6mg(上限量なし)
女性:1.2mg(上限量なし)
食品:レバー、肉類、魚類、牛乳、乳製品、卵、納豆など
・ナイアシン

- 特徴と機能
- ナイアシンは、糖質と脂質の代謝を活発にする働きがあり、アルコールや二日酔いの元になるアセトアルデヒトの分解を早める効果が認められています。
また、成長の促進やホルモンの合成、コレステロールの抑制にも関与しています。
- 欠乏症
- 一般的に欠乏することは稀ですが、アルコール中毒者は注意が必要で、不足状態では舌炎や口内炎、不眠症、食欲不振、体力低下、不安、健忘症などのリスクが高くなります。
- 過剰症
- 過剰症の心配はありませんが、人によっては吐き気、下痢、顔の発赤症状などが現れる場合があります。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:15mgNE(300mgNE)
女性:12mgNE(300mgNE)
*NE=ナイアシン当量
食品:レバー、肉類、魚介類、酵母、木の実など
・ビタミンB6

- 特徴と機能
- ビタミンB6は三大栄養素の代謝を円滑にするほか、タンパク質を合成するアミノ酸の合成、分解に不可欠で、不足すると体内のアミノ酸代謝が滞ります。
また、ビタミンB6は免疫細胞の働きを活性化するほか、神経伝達物質の合成やホルモン作用の調節、赤血球成分の合成にも関与しています。
- 欠乏症
- 欠乏症はありませんが不足状態では皮膚炎、口角炎、免疫力の低下、けいれんなどが発症する可能性があります。
- 過剰症
- 水溶性ビタミンで排泄されるため一般的には過剰症の心配はありませんが、大量摂取では知覚神経障害やシュウ酸腎臓結石などが起こる可能性があります。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:1.4mg(60mg)
女性:1.2mg(60mg)
食品:レバー、魚類(マグロ、マスなど)、木の実、豆類、バナナなど
・パントテン酸

- 特徴と機能
- パントテン酸は、糖質・脂質・タンパク質からエネルギーを作り出すときに必要なコエンザイムA(CoA)という補酵素の構成成分で、体にとって必須のビタミンです。
また、HDLコレステロール(善玉コレステロール)や抗ストレス作用をもつ副腎皮質ホルモン、神経伝達物質あるいは免疫抗体の合成にも関与しています。
- 欠乏症
- 食物に多く含まれ、腸内細菌による合成も可能なため一般的に欠乏することはありませんが、経口避妊薬の摂取者や糖尿病患者はパントテン酸濃度が低くなります。
- 過剰症
- 過剰症はありません
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:6mg(上限量なし)
女性:5mg(上限量なし)
食品:レバー、肉類、卵、牛乳、豆類、野菜、酵母など
・ビオチン

- 特徴と機能
- ビオチンはブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸の代謝や合成に関わる補酵素として機能していますが、皮膚や髪の健康と深くかかわっており、脱毛、白髪などの改善に有効と考えられています。
また、ビオチンは、アトピー性皮膚炎にも効果があると注目されており、アレルギーを引き起こすヒスタミンを体外に排出する働きがあるとされています。
- 欠乏症
- さまざまな食品に微量ながらも含まれており、腸内細菌によっても合成されるため、一般的には欠乏症は起こりにくいと考えられていますが、抗生物質の服用などで腸内細菌のバランスがくずれると合成量が減少し、皮膚炎や脱毛、食欲不振などの症状が起こる場合もあります。
- 過剰症
- 過剰症はありません
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:45ug(上限量なし)
女性:45ug(上限量なし)
食品:レバー、卵黄、大豆、木の実、ローヤルゼリー、酵母など
・葉酸

- 特徴と機能
- 葉酸は、DNAの形成や細胞分裂に必要で、血球細胞、神経組織、核酸などの合成に関与しており、成長や神経系、骨髄系、体組織や細胞の正常化に欠かせないビタミンです。
また、心筋梗塞や動脈硬化の危険因子の生成を抑制し、これらの病気を予防する作用もあります。特に、妊婦には胎児の成長のためにも欠かせない栄養素なので、妊娠を考えている女性や妊娠・授乳期の女性は積極的に摂取する必要があります。
- 欠乏症
- 慢性的な欠乏では食欲不振、疲労感、口腔の痛み、腹痛、下痢などの症状が現れますが、食生活の乱れや極端なダイエットでも欠乏症を起こす場合があります。
また、妊娠の可能性がある女性や妊娠期間中は、葉酸の欠乏が未熟児や奇形児の可能性を高めるため、十分に摂取する必要があります(推奨量:1日あたり400ug)。
- 過剰症
- 重大な過剰症はありませんが、稀にじんましん、かゆみなどを起こす場合があります。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:240ug(1,000ug)
女性:240ug(1,000ug)
食品:牛レバー、緑葉野菜(菜の花、ホウレンソウ、ブロッコリー、春菊など)、果物など
・ビタミンB12

- 特徴と機能
- ビタミンB12は、補酵素として脂質、炭水化物の代謝に働くほか、核酸やタンパク質、神経の興奮を抑制する脳内ホルモンであるメラトニンの合成にも関係しています。
また、葉酸とともに造血作用においても重要な役割をもっています。
- 欠乏症
- 通常の食生活では欠乏症の心配はありませんが、慢性的な欠乏状態では、悪性貧血や下肢のしびれ、知覚障害、運動失調などの神経障害を招きます。
- 過剰症
- 過剰症はありません
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:2.4ug(上限量なし)
女性:2.4ug(上限量なし)
食品:魚類、肉類、卵、牛乳などの動物性食品、納豆、味噌、醤油など
・ビタミンC 
- 特徴と機能
- ビタミンCは骨や軟骨、皮膚、細胞間の結合組織などを作っているコラーゲンの合成に必要不可欠です。
また、ストレスに対抗する副腎脂質ホルモンの分泌を促進する作用もあるため「抗ストレスビタミン」とも呼ばれています。
さらに、ビタミンCは細胞質部分や血液の中で活性酸素の除去を行っており、その抗酸化作用が注目されています。ビタミンCが不足するとコラーゲンの合成が進まず、歯のぐらつき、血管の脆弱化、肌荒れ、免疫力の低下、疲労回復の遅れ、軽度の貧血などの症状を引き起こしますので日頃から積極的な摂取を心がける必要があります。
- 欠乏症
- ビタミンCは非常に不安定な物質で排泄されやすいため欠乏しやすいビタミンです。
欠乏の症状としては、疲れやすい、だるい、食欲不振、不眠症、免疫力の低下などが挙げられます。
- 過剰症
- 過剰症はありません
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:100mg(上限量なし)
女性:100mg(上限量なし)
食品:緑黄色野菜、果物、ジャガイモなど
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・カルシウム 
- 特徴と機能
- カルシウムはヒトの身体構造を支える最も重要なミネラルですが、その役割は骨や歯を維持するだけではなく、心筋を含む筋肉の収縮や神経信号の伝達、細胞膜の機能、酵素の活性化など数多くの重要な生理現象の調整機能に関わっており、生命を維持する上で非常に重要な役割をもっています。このため、血液や組織中のカルシウム濃度を一定に保つ必要があるため、摂取が不足した場合には骨のカルシウムが溶け出すことでこれらの濃度を維持するため、骨のカルシウム不足を招きます。
- 欠乏症
- 骨粗しょう症、精神不安定、けいれんなど
- 過剰症
- 特にない(大量摂取では便秘や他のミネラルの吸収阻害)
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:700〜900mg(上限:2300mg)
女性:600〜850mg(上限:2300mg)
食品:牛乳、乳製品、小魚、海草、野菜、大豆製品など(ビタミンDとの摂取が効果的)
・リン 
- 特徴と機能
- リンはカルシウムと結合して骨や歯を形成しますが、その他にもリン脂質として細胞膜を構成したり、DNA、RNAなど核酸の骨格を形成し、また、エネルギーの産生にも重要な機能を発揮するため、生命維持に大切なミネラルです。
一般に、通常の食事で必要量は十分に補給されますので欠乏することはありません。
- 欠乏症
- 特にない
- 過剰症
- 特にない(多量摂取では血中カルシウム濃度の低下をもたらす)
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:1050mg(上限:3500mg)
女性:900mg(上限:3500mg)
食品:乳製品、魚、肉類ほか全ての食品
・マグネシウム 
- 特徴と機能
- マグネシウムは、エネルギー代謝や神経機能、ホルモンの分泌、酵素の活性化、体温・血圧の調整などをはじめ、ヒトの細胞のほとんど全ての生化学反応に関わっており、マグネシウムの欠乏は重大な欠乏症を引き起こします。
- 欠乏症
- けいれんや硬直を伴う神経症状、ふるえ、めまい、興奮、幻覚、不整脈、心筋梗塞など
- 過剰症
- 特にない(多量摂取では吐き気、嘔吐、低血圧など)
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:370mg(上限量の設定はない)
女性:280mg(上限量の設定はない)
食品:海藻、種子、ナッツ類、酵母(イースト)など
・クロム 
- 特徴と機能
- クロムは、正常な糖代謝および脂質代謝に必須のミネラルで、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用を強めることによって、血糖値の上昇を抑えて正常に維持する「耐糖能」という機能をもっています。
- 欠乏症
- 糖尿病の初期症状に似た状態
- 過剰症
- 特にない
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:40ug(上限量の設定はない)
女性:30ug(上限量の設定はない)
食品:ビール酵母、魚介類、肉類、海藻など
・銅

- 特徴と機能
- 銅は、造血に関係の深い「セルロプラスミン」や体に有害な活性酸素を除去する「スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)」などの重要な酵素を活性化させる補酵素として働いており、生命を維持する上で欠かせない存在です。
- 欠乏症
- 鉄欠乏性貧血、メンケス病など
- 過剰症
- 特にない(大量摂取の場合は吐き気、嘔吐、下痢など)
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:0.8mg(上限:10mg)
女性:0.7mg(上限:10mg)
食品:レバー、貝類、エビ・カニ、種子、香辛料、豆類など
・ヨウ素

- 特徴と機能
- ヨウ素は甲状腺ホルモンの構成成分として大変重要な存在で、ヨウ素の欠乏、過剰いずれも甲状腺の肥大によるさまざまな障害を引き起こします。
甲状腺ホルモンはタンパク質の合成を促進し、体と精神の発育を促します。
- 欠乏症
- 甲状腺ホルモンの欠乏による甲状腺肥大症(発育期では心身の発育の遅れ)
- 過剰症
- 特にない(過敏な人が大量摂取した場合に甲状腺腫が発症する可能性がある)
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:150ug(上限:3000ug)
女性:150ug(上限:3000ug)
食品:コンブ、ワカメ、ノリ、魚介類など
・鉄

- 特徴と機能
- 鉄は、赤血球中のヘモグロビンに結合して酸素の運搬に関わるほか、筋肉の収縮や細胞呼吸に欠かせない重要な酵素の活性化などの働きを行っています。
- 欠乏症
- 鉄欠乏性貧血とこれによる免疫力、活動力の低下など
- 過剰症
- 特にない(乳幼児の過剰摂取には注意が必要)
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:7.5mg(上限:55mg)
女性:月経なし6.5mg 月経あり10.5mg(上限量:40mg)
食品:ヒジキ、レバー、ヒレ肉、魚介類、大豆など
・マンガン

- 特徴と機能
- マンガンは、いくつかの酵素の活性化に必要な必須微量ミネラルで、特に細胞内のミトコンドリアにおいてスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の補酵素として機能し、このSODの働きにより過酸化脂質の生成を防いでいます。
- 欠乏症
- ヒトにおける明確な欠乏症はない。
- 過剰症
- 特にない(多量摂取では鉄など他のミネラルの吸収阻害)
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:4.0mg(上限:11mg)
女性:3.5mg(上限:11mg)
食品:茶葉、種子、穀類、豆類など
・モリブデン

- 特徴と機能
- モリブデンはいくつかの酵素の活性化に必要なミネラルで、特に体にとって異物となるある物質の解毒に関わっています。また、尿酸の生成に関与する酵素の構成成分です。
- 欠乏症
- 一般的に欠乏症はない
- 過剰症
- 一般的に過剰症はない(但し、通風を発症させる危険性あり)
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:25ug(上限:320ug)
女性:20ug(上限:250ug)
食品:牛乳、乳製品、豆類、レバーなど
・セレン

- 特徴と機能
- セレンは重要な抗酸化酵素であるグルタチオンペルオキシターゼの補酵素として機能し、過酸化脂質や過酸化水素を無毒化する上で役に立っているほか、全身の細胞の代謝を活性化する甲状腺ホルモンの生成に必要な酵素の成分となっています。
また、精子の運動機能や抗ガン活性との関係なども着目されている重要なミネラルです。
- 欠乏症
- 心筋などの筋肉障害、動脈硬化、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)など
- 過剰症
- 爪の変形、髪の毛、肝臓、神経、皮膚などの異常
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:35ug(上限:450ug)
女性:25ug(上限:350ug)
食品:魚介類、穀類、肉類、卵、乳製品
・亜鉛

- 特徴と機能
- 亜鉛はは遺伝子の機能に必要なDNAポリメラーゼおよびRNAポリメラーゼの構成成分として重要な役割をもっているほか、200種類以上の酵素で必要とされており、免疫機能、生殖機能、中枢神経の機能など、ヒトの発育とさまざまな生理作用に欠かせないミネラルです。
特に、亜鉛は男性の前立腺で性ホルモンの合成に関わっており、亜鉛が不足すると精子の生産が少なくなり、子どもができにくくなると言われています。
- 欠乏症
- 発育不全、生殖機能障害、免疫機能の不全、肌荒れ、知覚・味覚障害、食欲不振など
- 過剰症
- 急性中毒、銅吸収阻害による貧血、免疫機能低下の可能性など
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:9mg(上限:30mg)
女性:7mg(上限:30mg)
食品:カキ、牛肉、レバー、野菜、海藻、穀類など
・ナトリウム

- 特徴と機能
- ナトリウムの多くは細胞外の体液に含まれ、細胞内のカリウムとのバランスで細胞外液の浸透圧を維持したり、酸・アルカリのバランス調節を行います。
- 欠乏症
- 倦怠感や食欲不振など
- 過剰症
- むくみ、高血圧、胃がんなど
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない(食塩で1日8〜10g未満が目標値)
食品:加工食品全般
・カリウム

- 特徴と機能
- カリウムは細胞内に多く存在し、細胞外液に多いナトリウムとの相互作用で細胞の浸透圧を維持したり水分を保持しています。また、カリウムはナトリウムの尿への排泄を促すことで血圧を下げ、高血圧予防に有効と考えられています。
- 欠乏症
- 普通の食生活で不足することはない(但し、欠乏時には脱力感や食欲不振など)
- 過剰症
- 一般に過剰症なない(但し、腎臓の機能障害では高カリウム血症)
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:2000mg(上限量:設定なし)
女性:1600mg(上限:設定なし)
食品:豆類、いも類、海藻、バナナなど
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・コエンザイムQ10

- 特徴と機能
- コエンザイムQ10(CoQ10)は、細胞内のミトコンドリアがエネルギーを生み出すときに不可欠な補酵素で、心臓や肝臓をはじめ重要な臓器に多く存在しています。また、CoQ10は、免疫細胞を活性化したり、その抗酸化作用によって細胞や血管の老化を防ぎ、美肌成分であるヒアルロン酸の生成を促進するなどの働きをします。
体内の生成量は20代をピークに減少し、中高年を境に急激に減少しますが、食品に含まれる量は非常に少ないため、サプリメントでの補給が望ましい成分と言えます。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:肉類、魚類、ホウレンソウ、ピーマン、ナッツ類、植物油など(いずれも微量)
・ビタミンU

- 特徴と機能
- キャベツから発見されたことからキャベジンとも呼ばれます。胃酸の分泌を抑制し、胃腸粘膜の修復作用があることから、胃・十二指腸潰瘍の予防、治療に有効です。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:キャベツ、レタス、セロリ、青のり
・ビタミンP

- 特徴と機能
- ルチンやシトリンなどのフラボノイド化合物のことで、ルチンにはビタミンCとともに毛細血管を強くする働きがあります。脳卒中などの出血性の疾病の予防に役立つとともに、血圧を下げる作用もあり、高血圧の予防効果が期待されています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:レモン、みかん、オレンジ、あんず、そば
・コリン

- 特徴と機能
- コリンは細胞膜や神経組織を構成するレシチン、神経伝達物質アセチルコリンの材料となる大切な物質で、動脈硬化や脂肪肝、高血圧の予防効果が期待されています。
歳をとると脳の神経伝達物質が70%も減少し、これが脳の老化を進行させる一因にもなっていますが、脳の記憶機能に必要なアセチルコリンはコリンから作られ、このアセチルコリンがシナプス(脳細胞間の神経伝達ポイント)を含む神経細胞膜の健全な機能を維持する働きを行っています。アセチルコリンの生成量は加齢とともに減少し、また、その効力も衰えるため、サプリメントでの補充が望ましいといえます。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:レバー、牛肉、豚肉、卵、大豆など
・イノシトール

- 特徴と機能
- 細胞膜を構成するリン脂質の成分として重要な物質ですが、コリンとともに「抗脂肪肝ビタミン」と呼ばれ、肝臓や動脈壁に脂肪がたまるのを防ぐほか、コレステロールや脂質の代謝を促進する働きがあります。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:オレンジ、メロン、スイカ、グレープフルーツ、桃、小麦胚芽、玄米など
・アルファ・リポ酸

- 特徴と機能
- アルファ・リポ酸は、糖質の代謝に深く関わっており、細胞内のミトコンドリアでエネルギーを生成するときの補酵素として機能するとともに、抗酸化成分としてビタミンC、ビタミンE、CoQ10、グルタチオンなど他の抗酸化物質を再生させる働きがあります。
また、肌の美白や新陳代謝の促進作用など美容面でもその効果が期待されています。
- 成人1日あたり目安量(上限)と供給源
- 男性:50〜100mg
女性:50〜100mg
食品:牛肉、豚肉、ホウレンソウ、ブロッコリー、トマトなど(いずれも微量)
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・BCAA

- 特徴と機能
- BCAA(分岐鎖アミノ酸)は多くのタンパク質に含まれる必須アミノ酸で、バリン、ロイシン、イソロイシンの総称ですが、骨格筋の合成促進と分解の抑制を介して筋肉量を増やし、さらに筋肉中でエネルギーとして利用されます。
運動時におけるBCAAの摂取は、筋肉への即効的なエネルギー供給や運動後の疲労回復に加えて、中枢性疲労を抑制することで疲れにくくなり、集中力を高める効果もあることから、トップアスリートや一般のスポーツ愛好家の間でも幅広く利用されています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量などの設定はない
食品:魚介類、肉類など
・セリン

- 特徴と機能
- セリンは、皮膚の天然保湿成分に含まれるアミノ酸の約30%を占めており、美容には欠かせない非必須アミノです。また、記憶力の増強やうつの改善、ストレス耐性の向上などに役立つホスファチジルセリンの合成原料としても重要なアミノ酸です。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量などの設定はない
食品:魚介類、肉類など
・リジン

- 特徴と機能
- リジンはヒトの体内では一切合成されない必須アミノ酸で、人体の成長への影響が大きく、健康な爪や髪の毛の維持に大切な栄養素ですが、小麦など穀類のタンパク質に含まれる量は少ないため動物性タンパク質から摂取する必要があります。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量などの設定はない
食品:魚介類、肉類、乳製品、大豆製品、卵、酵母など
・アルギニン

- 特徴と機能
- アルギニンは体内で合成されるため非必須のアミノ酸ですが、アンモニアを無毒化して尿素に変換する肝臓の代謝機能の構成要素として重要であるほか、免疫細胞の活性化機能や一酸化窒素の前駆体として、血圧降下作用、精力増強作用、学習能力改善効果、ヒト成長ホルモンの分泌促進作用などが知られています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:牛肉、鶏肉、牛乳、エビ、大豆、種実、玄米、全粒粉など
・グルタミン

- 特徴と機能
- グルタミンはDNAの合成原料として用いられるため、腸管粘膜、免疫細胞、皮膚などの増殖の盛んな組織で重要な非必須のアミノ酸で、消化器潰瘍の医薬品としても利用されています。免疫力を高める作用や筋肉増強作用がよく知られており、スポーツ向けのサプリメントに広く用いられています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:子牛肉、鶏肉、乳製品、小麦など
・トリプトファン

- 特徴と機能
- トリプトファンは、体の発育、成長、維持などの不可欠な必須アミノ酸で、肉や牛乳、卵黄などのタンパク質中に少量ずつ存在しています。また、脳内で生成され睡眠と関係のあるメラニンや消化管機能に作用するセロトニンなどのホルモンや神経伝達物質の原料としても重要です。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:牛乳、チーズ、大豆製品、バナナなど
・オルニチン

- 特徴と機能
- オルチニンは、アルギニンと同様にアンモニアの代謝に関わるアミノ酸ですが、細胞の増殖に欠かせないポリアミンという物質の前駆体で、免疫細胞を活性化するほか、ヒト成長ホルモンの分泌刺激作用や筋肉増強作用が知られています。
アルギニンと同様にスポーツあるいはダイエット用の食品素材として利用されており、ヨーロッパでは肝臓病治療薬としても用いられています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:シジミなど
・ギャバ

- 特徴と機能
- ギャバは抑制性の神経伝達物質で、体内ではグルタミン酸から合成され、脳やせき髄に広く存在するアミノ酸です。
ギャバの働きには、脳内血流の改善効果や脳細胞の代謝向上機能があり、うつ症状や不眠、イライラなどの自律神経障害の改善や精神リラックス効果、あるいは血圧降下作用、成長ホルモンの分泌促進作用などが報告されています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:キムチや漬物などの発酵食品、発芽玄米など
・タウリン

- 特徴と機能
- タウリンは消化管での脂肪の吸収を助ける胆汁酸の原料となりますが、心筋におけるグリコーゲンの合成を促進したり、脂肪の燃焼を促進する作用があるため、持久運動能力を向上させる効果があり、ドリンク剤などに広く利用されています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:イカ、タコ、貝類など
・L-カルニチン

- 特徴と機能
- L-カルチニンは脂質の代謝に不可欠なアミノ酸で体内でも合成されますが、20代をピークに減少することが知られています。細胞内のミトコンドリアにおいてエネルギー(ATP)の産生が行われますが、L-カルチニンはこの時に必要な脂肪酸を運搬する役割を担っており、脂肪の燃焼とエネルギーの産生をスムースにする機能があります。
また、疲労の元となる乳酸を除去する働きがあることから、筋肉痛や疲労の軽減に貢献します。さらに、構造上の特性から脳の老化予防や脳機能の改善効果も期待されています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:200〜300mg(上限量の設定ない)
女性:200〜300mg(上限量の設定はない)
食品:肉類(特に羊肉や牛肉の赤身)など
・クレアチン・モノハイドレイト

- 特徴と機能
- クレアチン・モノハイドレイトは体内で生成されるアミノ酸ですが、その多くは骨格筋に存在しており、体を動かすためのエネルギーとなるアデノシン三リン酸(ATP)の生成に不可欠です。激しい運動を行う場合はクレアチンを補充することで、疲労した筋肉細胞を回復させて、より長時間のトレーニングを行うことができるといわれています。
また、クレアチンには脂肪燃焼効果があり、質の高い筋肉を作り出すとともに、コレステロールや中性脂肪などの血中脂質を少なくする働きがあり、心臓病の予防効果があるといわれています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 男性:推奨量の設定
女性:推奨量の設定はない
食品:肉類(特に羊肉や牛肉の赤身)など
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・ベータ・カロテン

- 特徴と機能
- ベータ(β)カロテンは、必要な量だけが体内でビタミンAに転換するため、プロビタミンAと呼ばれていますが、近年ではその抗酸化作用や抗ガン作用が注目されています。
特に紫外線を受けて皮膚で発生する活性酸素を消去する能力はビタミンEの50倍と言われており、肌を日焼けによるダメージから守る大切な成分です。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:ホウレンソウ、小松菜、ニンジン、カボチャ、緑藻、緑茶、甲殻類など
・リコピン

- 特徴と機能
- リコピンはトマトに多く含まれるカロテノイドで、紫外線を受けて皮膚で発生する活性酸素に対する抗酸化力はβカロテンを超えるほど強力なことがわかっています。
また、前立腺、肝臓、膀胱、肺、子宮、乳腺などにおいてガンの発生を抑制する効果が報告されています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:トマト、ニンジン、スイカ
・アスタキサンチン

- 特徴と機能
- アスタキサンチンは、ビタミンEの100〜1000倍、βカロテンの3〜40倍といわれる高い抗酸化力をもつ赤色の色素で、甲殻類や藻類などに多く含まれますが、LDLコレステロールの酸化抑制や動脈硬化の予防などの働きに加え、脳の疾病や眼病の予防と改善、あるいはメラニン色素の沈着抑制による美白効果など、多方面において期待されている成分です。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:エビ、カニ、オキアミ、サケ、緑藻など
・カプサイシン

- 特徴と機能
- カプサイシンは、とうがらしの辛み成分で、中枢神経を刺激してエネルギー代謝を促進させるため、肥満を予防する働きがあります。また、抗酸化力はβカロテンより強く、殺菌作用や健胃作用などがあることも知られています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:とうがらし
・ルティン(Lutein)

- 特徴と機能
- ルティンは、ホウレンソウやトウモロコシ、卵黄、マリーゴールドの花などに多く存在する黄色の色素で、眼の健康と関係が深いカロテノイドです。
ルティンは青色光を吸収することで眼の損傷を防いだり、光を受けて発生した活性酸素を消去します。
また、明暗や色調を判別する視物質ロドプシンの働きを助けるることで眼精疲労を防いだり、老人性の黄斑変性症を予防する働きもあり、眼の健康維持に欠かせない成分です。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:ホウレンソウ、ブロッコリー、トウモロコシ、卵黄など
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・アントシアニン

- 特徴と機能
- アントシアニンはブルーベリーなどに含まれる抗酸化物質のフラボノイドで、眼の毛細血管を保護する作用が良く知られています。物を見るためには網膜のロドプシンという物質が関係していますが、アントシアニンには、このロドプシンの再合成を促進する作用があるため、アントシアニンの摂取により、目のちらつき、かすみ、眼精疲労などが改善されることが明らかとなっています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:ブルーベリー、ビルベリーなど
・イソフラボン

- 特徴と機能
- イソフラボンは大豆の胚芽、食品では豆腐などの大豆製品に含まれるフラボノイドで、構造も働きもエストロゲン(女性ホルモン)に似ています。更年期障害は、エストロゲンの減少が原因の一つであり、イソフラボンの摂取はエストロゲン様物質として、その症状を緩和してくれます。
また、イソフラボンには骨の溶出を防ぐ作用があり、骨粗しょう症の予防に役立つほか、近年、発ガンの抑制作用が注目され研究されています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:大豆製品全般
・カテキン

- 特徴と機能
- カテキンは緑茶などの渋み成分であるタンニンの一部で、フラボノイドの一種です。
カテキンには強力な抗酸化作用のほかに、抗菌・抗ウイルス作用、整腸作用、解毒作用、血糖上昇抑制作用、血中コレステロールの上昇抑制作用、血圧上昇抑制、血小板凝集抑制、遺伝子保護作用、抗ガン作用など、非常に幅広い生理活性作用が知られています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:緑茶、ウーロン茶、紅茶など
・ルチン(Rutin)

- 特徴と機能
- ソバなどに含まれるフラボノイドの一種であるルチンには毛細血管を強化する働きがあります。また、ビタミンCがコラーゲンを生成し維持する働きを助けます。
ルチンは、アレルギー治療薬として使われることも多く、ヒスタミンというアレルギー反応を引き起こす化学物質の分泌を抑制するため、花粉症や喘息などの抗アレルギー剤に配合されています。
ルチンは、毛細血管の強化作用により挫傷や静脈瘤、痔などを改善し、脳卒中を予防するほか、血圧を下げる作用もあり、さらに他のバイオフラボノイドと同じく抗酸化作用、抗炎症作用、抗ウイルス、抗バクテリア、抗がん作用があると考えられ、さまざまな研究と評価が行われています。
- 成人1日あたり推奨量(上限)と供給源
- 推奨量の設定はない
食品:ソバ(特にダッタンそば)、レバー、米、小麦胚芽など
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・セルロース/ヘミセルロース

- 特徴と機能
- 植物の細胞壁を構成する不溶性の食物繊維で、水には溶けませんが水を含んで膨潤することから、便通改善による整腸作用や血清コレステロールの低下作用、耐糖能向上による軽度糖尿病症状の改善効果などが知られています。
・キチン・キトサン

- 特徴と機能
- キチンとキトサンは、甲殻類の殻に含まれる成分で、血中コレステロールの低減、血圧調整、血清脂質改善、整腸作用、中性脂肪の低減効果などが報告されています。
さらに、キトサンは、その構造から細菌やウイルス、バクテリアなどの有害物質を吸着して対外に排出することが知られています。
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・ペクチン

- 特徴と機能
- リンゴや柑橘系の果皮などに多く含まれる水溶性の食物繊維で、脂肪の吸収に必要な胆汁酸を吸着することによって、脂肪やコレステロールの吸収を阻害し、胆汁酸の原料となる血中コレステロールを低下させる作用があり、心臓病をはじめとする生活習慣病のリスクを軽減する効果が期待されています。
・寒天/アルギン酸

- 特徴と機能
- 寒天(紅藻海藻から抽出)やアルギン酸(ワカメやコンブのぬめり成分)は海藻由来の食物繊維で、便通の改善効果があります。特に寒天のエネルギー値は0kcal/gであることからダイエット食品の代表とされています。
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・アガリクス

- 特徴と機能
- アガリクス(和名:ヒメマツタケ)は抗ガン、発ガン抑制作用で有名ですが、これはアガリクスの特有成分であるβーD-グルカンがマクロファージやNK細胞、キラーT細胞などの免疫細胞を活性化することでガン細胞を除去するためと考えられています。
また、アガリクスには、コレステロール値や血圧、血糖値を下げる効果が期待されており、糖尿病、肝臓病、高血圧、アレルギー疾患などにも有効と考えられています。
・アロエベラ

- 特徴と機能
- アロエは外用剤として外傷、やけど、湿疹などの治療に用いられてきましたが、内服用としては便秘の治療に最も使用されています。また、アロエには保湿成分があり、皮膚を柔らかにして、しわができるのを防止するほか、ヘア・コンディショナーの成分としても利用されています。
尚、葉全体の液汁は医薬品に分類され、妊娠中の場合は摂取に注意する必要があります。
・イチョウ葉

- 特徴と機能
- イチョウ葉は古代から中国漢方で使用され、さまざまな生理活性が知られていますが、代表的なものとしては、抗酸化作用、血流改善作用、血流量増加作用(脳などの微細血管)、神経細胞保護作用、記憶力や学習能力の増強作用などがあります。
記憶障害や集中力障害、うつ状態などの精神疾患、痴呆症、耳鳴りなどの知覚障害、冷え性の治療などにも広く利用されています。
・イブニングプリムローズ

- 特徴と機能
- イブニングプリムローズ(メマツヨイグサ)の全草部には、鎮静・収れん効果があり、ぜんそくや胃腸障害、鎮静・鎮痛剤として古くから利用されてきました。
特に、種子油(オイル)は、特殊なガンマー(γ)リノレン酸を含み、アトピー性皮膚炎、月経前症候群、リウマチ、高コレステロール血症などに有効なことが報告されています。また、最近では、ポリフェロールを豊富に含むことから、その抗酸化作用が注目されています。
・ウコン

- 特徴と機能
- ウコン(ターメリック)の抽出成分であるクルクミンは非常に強力な抗酸化物質で、その抗炎症作用からインドの民間療法(アーユルベーダ)で古くから利用されています。
クルクミンはリューマチ性関節炎に効果があるほか、肝臓の炎症を抑え肝臓機能を高めたり、胆汁の分泌を促進するため、肝臓病や胆のう疾患の治療薬としても使用されています。
・エキナセア

- 特徴と機能
- 北米が原産地のエキナセアは、アメリカ先住民族が防腐薬、抗ウイルス剤、鎮痛・解熱剤、風邪薬として用いてきた薬草です。その後の研究で、エキナセアはヒトの免疫機能を刺激して、感染症の予防や治療に有効であると考えられています。
・エフェドラ(マオウ)

- 特徴と機能
- エフェドラは咳止めの漢方薬マオウ(麻黄)の抽出成分で、薬物エフェドリンの関連物質です。
強い血管収縮作用があり、血圧上昇や気管支拡張、エネルギー代謝促進、覚醒、発汗、食欲抑制などの効果があります。
これまで、スポーツ向けやダイエット向けのサプリメントに使用されていましたが、心臓発作や脳卒中、不整脈などの副作用も報告されており、米国ではすでに2004年4月以降、エフェドラを含んだ食品の販売が全面的に禁止されています。
尚、他の国の製品にはエフェドラが含まれているケースがあるため注意しておく必要があります。
・エンゾジノール

- 特徴と機能
- エンゾジノールは、ニュージーランドに生育する松の樹皮から、水のみを使用して抽出したエキスで、ポリフェノール類が豊富に含まれています。
このポリフェノールは最強の抗酸化剤で、ビタミンCの50倍、ビタミンEの200倍の効力があるといわれています。エンゾジノールの抗酸化力が高い理由として、ニュージーランドはオゾンホールの影響で紫外線量が非常に多いため、この紫外線から細胞を防御するために、樹皮に含まれるポリフェノールの抗酸化力も高くなると考えられています。
エンゾジノールの抗酸化作用には、体内のビタミンCを活性化し、肌の皮膚組織を構成するコラーゲンやエラスチンを再生・修復するとともに、皮膚組織を紫外線による酸化のダメージから守る働きがあります。その他にも、関節炎やアトピー性皮膚炎、神経痛、花粉症など幅広い症状に対する改善効果が報告されています。
・ガラナ

- 特徴と機能
- 南米アマゾン地帯に分布するガラナという果実は、強壮剤、エネルギー回復剤として用いられてきました。ガラナにはカフェインが含まれていますが、カフェインの吸収を遅らせる化合物が含まれており、長時間にわたってエネルギーを持続させる効果があります。
また、疲れた筋肉から乳酸を取り除く作用もあり、スタミナ増強と持久力の向上効果でスポーツ選手の間でも人気のあるハーブです。
・ガーリック(ニンニク)

- 特徴と機能
- ガーリックは古代エジプトにおいて広く利用されたハーブで、抗菌作用、抗カビ作用、血中脂質の低下作用、血液凝固抑制作用、血小板凝集抑制作用、血圧降下作用など幅広い生理活性作用が知られています。
また、アメリカのがんセンターの研究では、熟成ニンニクだけに含まれるイオウ化合物が、前立腺がん細胞の成長を抑えるという試験結果も報告されており、アメリカではガンを予防するフード・ピラミッドの頂点に位置づけられている食品です。
・クランベリー

- 特徴と機能
- アメリカ先住民が膀胱炎などの尿路感染症の治療に用いてきた伝統と実績がありますが、これはクランベリーの摂取が尿のミネラルバランスに影響を与えてpH値を低下させ、細菌の増殖を抑えるためであると考えられています。
・ケルプ

- 特徴と機能
- ケルプはコンブ科の褐色の海藻で、ビタミンB群、ミネラル、フコイダン(海藻のヌルヌル成分で食物繊維の一種)を豊富に含み、特にヨウ素を多く含むため甲状腺の働きを正常にする作用があります。
ケルプは、甲状腺のトラブルにともなう肥満症、消化不良、便秘の治療、放射線の副作用に対する予防などに利用されるほか、免疫機能の向上効果、脳梗塞・心筋梗塞など血栓症の予防効果も期待されています。
・セントジョーンズワート

- 特徴と機能
- セントジョーンズワートの鎮静・収れん作用についてはヨーロッパで古くから知られていましたが、現在では緩和な抗うつ作用が認められています。
人間の脳内では、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナニンなどの物質が神経細胞間の情報を伝達する役割をしていますが、ストレスでうつ気味な状態にある人は神経伝達物質セロトニンの脳内濃度が低下しています。
セントジョーンズワートは、神経伝達物質を分解する酵素の働きを抑えるとともに、脳内にあるセロトニンが他の神経細胞に再吸収されるのを防ぐことで、脳内のセロトニン濃度を上昇させ、気分の落ち込みを改善すると考えられています。
尚、うつ病治療薬などの服用者やアレルギー体質の場合、妊娠・授乳中の場合は摂取しない方が良いとされています。
・チョウセンニンジン

- 特徴と機能
- チョウセンニンジンは古くから漢方薬として利用され、根に多く含まれる有用成分サポニンには、鎮静・鎮痛作用、健胃作用、強壮作用、精神賦活作用などが認められています。
また、自律神経を整えて、ストレスに対する抵抗性が増加するという報告もなされています。健康全般に効果があるほか、全身の活力を高めます。
尚、チョウセンニンジンには血圧を上げる作用もあるため、高血圧の人は注意する必要があります。
・ニーム

- 特徴と機能
- ニームは古くからインドのアーユルベーダ(伝統医療)で皮膚病や炎症、解熱のために用いられてきました。
ニームには、抗菌・抗ウイルス・抗バクテリア作用があり、ニキビや湿疹、アトピー性皮膚炎、白癬などの感染症、虫歯、歯周病などの予防と治療に効果を発揮します。
また、内服剤として摂取した場合は、アスピリンと同様に解熱する作用があります。
・ノコギリヤシ

- 特徴と機能
- ノコギリヤシは、アメリカ先住民が古くから前立腺疾患の治療薬や強壮剤として用いてきましたが、欧米における研究によって、前立腺の肥大化をまねく男性ホルモンの転換を抑制する働きがわかってきました。男性ホルモン「テストステロン」が5α還元酵素の働きでジヒドロテストステロン(DHT)に代謝され、このDHTが前立腺の肥大化を引き起こしますが、ノコギリヤシは5α還元酵素の働きを抑えてDHTの生成を抑制すると考えられています。
また、DHTは、頭皮の毛根細胞の成長を阻害し、ヘアサイクを短くして薄毛や脱毛の原因になることから、ノコギリヤシには育毛効果も期待されています。
・バレリアン(カノコソウ)

- 特徴と機能
- バレリアンは、ギリシャ時代から利用されてきた薬草で、鎮静・鎮痛、催眠、抗けいれん、血圧降下などの作用があり、不眠症やストレス、緊張性頭痛などの治療に用いられています。
・ビーポーレン(花粉)

- 特徴と機能
- ビーポーレンは、働きバチが集めた花粉ですが、その栄養成分はビタミン、ミネラルの宝庫で、強力な抗酸化物質であるビオフラボノイドを含有しています。
ビーポーレンには免疫機能の強化、老化防止、生殖機能の向上、造血作用、肝臓機能の強化をはじめ、多くの生理活性効果が期待されています。
・ビルベリー

- 特徴と機能
- ビルベリーは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含み、抗酸化作用によって毛細血管をフリーラジカルによるダメージから保護し、血液循環を良くする作用があります。
また、目が光に順応する際に必要な物質の再合成にも関係しており、眼球への血液循環を良くすることで目のさまざまな病気に対する改善効果を発揮します。
・ブドウ種子

- 特徴と機能
- ブドウの種子には、ポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンが多く含まれており、動脈硬化症に対して予防的に働くことが知られています。
また、この成分には強力な抗酸化機能に加えて、血管保護作用や抗炎症作用があることも知られています。
・ブラーミ

- 特徴と機能
- ブラーミはインドのアーユルベーダ(伝統医療)で心の病に対処するための薬草として用いられてきました。ブラーミは穏やかな鎮静作用をもつほか、脳を若返らせ、思考力を鋭くするといわれています。ブラーミの成分が、脳内物質アセチルコリンの分解酵素の働きを抑制することで、記憶・学習能力を高め、不安や緊張感を取り除くと考えられています。
・フラックスシード・オイル(亜麻仁油)

- 特徴と機能
- フラックスシード・オイル(亜麻仁油)には、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、このオメガ3脂肪酸には、がん細胞を退化させる抗がん作用があることが明らかになっています。
また、フラックスシード・オイルは、抗炎症剤としてリューマチ性関節炎や乾癬、アレルギー性皮膚炎などの炎症性疾患を緩和します。さらに、血中のコレステロールや中性脂肪を減らして、血栓の生成を防ぐ作用があり、心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症を予防する効果も知られています。
・マカ

- 特徴と機能
- マカは、南米アンデス山脈の海抜4000メートル以上の高地に自生するアブラナ科の植物で、亜鉛やセレンなどのミネラル類、ビタミン群、必須アミノ酸、さらにはアルカロイド、デキストリン、サポニンなどマカ特有の化合物を多く含んでいます。
ペルーでは古くから、滋養強壮剤、精力増強剤として用いられてきましたが、男性の性的能力を高める作用に加え、女性の妊娠を促す効果もあると考えられています。
・マリアアザミ(ミルクシスル)

- 特徴と機能
- マリアアザミは古代から肝臓疾患の治療に用いられてきました。その成分であるシリマリンは、ニコチンやアルコール、化学物質、薬物、汚染物質などの解毒で肝細胞に発生するフリーラジカルを除去します。
また、グルタチオンやSODなどの体内の抗酸化物質を増強させる作用があり、これらの働きによって肝臓細胞を再生・修復すると考えられています。
・ヨヒンベ

- 特徴と機能
- アフリカ西部原産のアカネ科の植物の枝から抽出されるヨヒンベは、古くから催淫薬としてインポテンツの治療に用いられてきました。ヨヒンベは脊髄の中枢神経に働きかけ、末梢血管を拡張して、男性器への血流量を増加させることで、性的欲求と性的能力を高めると考えられています。
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・オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)

- 特徴と機能
- 体内では生成できない必須脂肪酸で、ω(オメガ)3系の不飽和脂肪酸としては、αーリノレン酸やEPA、DHAなどがあります。代表的な生理作用としては、血小板の凝集抑制、血液粘土の低下、血圧低下、抗不整脈、抗アレルギー、抗炎症、抗ガン、記憶学習能力の向上(DHA)、抗糖尿病、体脂肪蓄積の抑制作用など幅広い生理活性効果が知られています。
・ゲルマニウム

- 特徴と機能
- ゲルマニウムはニンニクや椎茸、マッシュルーム、ジンセン、アロエなどの食物やハーブに自然発生する微量元素で、免疫機能を強化し、自己免疫疾患(免疫細胞が体組織を攻撃する病気)に効果があることがわかり注目されています。特に有機ゲルマニウムは、がん細胞やウイルスを消滅させるNK細胞を刺激し、病気と闘うT細胞とB細胞の活性を高め、リューマチ性関節炎などの自己免疫疾患の原因となる免疫システムの欠陥を修正すると考えられています。
・クロレラ

- 特徴と機能
- クロレラは緑藻の仲間で淡水で育つプランクトンの一種ですが、その栄養成分はビタミンA・E・B群やミネラル、タンパク質、炭水化物、食物繊維、抗酸化作用をもつ色素(カロテノイド類、クロロフィル)など非常に幅広く、栄養バランスに優れた食品です。
また、クロロフィルは分子量が小さいことから小腸に溜まった毒素を吸着して体外に排出する働きがあると考えられています。尚、ヒトにおける試験では、肝機能、高血圧、高コレステロール血症の改善作用が報告されています。
・グルコサミン

- 特徴と機能
- グルコサミンは体内でも生産される天然物質で、軟骨、爪,靱帯などに存在していますが、カニ、エビなど甲殻類の外皮を形成するキチン質に多く含まれています。
グルコサミンは、軟骨に含まれる結合組織の生成と新陳代謝を促しますが、その量は加齢ともに減少することが知られています。グルコサミンには、軟骨を補うことで変形性関節症や関節炎などの症状を和らげる効果があります。
・コロストラム(免疫ミルク)

- 特徴と機能
- コロストラムとは、分娩後24〜48時間の間に母親の乳腺から分泌される初乳で、乳児の健康や成長力をつかさどる生命維持因子や成長因子が豊富に含まれています。
人間や動物は体内に侵入したバクテリアやウイルスを迎撃する免疫グロブリン(IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類)とよばれるタンパク質分子を生成しますが、コロストラムにはこれらの免疫グロブリンとラクトフェリンが含まれています。
コロストラムの生理活性効果は、筋肉・コラーゲン組織・神経組織などの修復、DNA・RNAの修復、血糖値の正常化、火傷・傷・口内炎などの治癒、脂肪燃焼の促進、集中力の向上、脳内神経伝達物質の活性化による気分の昂揚などが報告されています。
・コンドロイチン

- 特徴と機能
- 体内で生成されるコンドロイチンは、骨、軟骨、関節などに存在する滑液、眼の角膜や水晶体、硝子体、血管壁、皮膚などに多く含まれており、保水作用をはじめ組織の柔軟性・弾力性を保つ働きをもっていますが、加齢とともに生成量が減少し、関節痛や腰痛、水分の不足による肌の老化、骨粗しょう症、老眼など、さまざまな老化現象の原因になることが知られています。食事での摂取は難しいためサプリメントでの補充が望ましい成分です。
・サメ肝油

- 特徴と機能
- サメの肝油にはビタミンA・Dのほかに、スクワレンやAKGなどの化合物が多く含まれており、免疫細胞であるマクロファージの生成を助けることが知られています。
また、放射線の照射による火傷や免疫機能の低下を防ぐ効果があり、がん治療と組み合わせた研究が行われています。
・サメ軟骨

- 特徴と機能
- サメ軟骨は脈管形成(血液や栄養素を腫瘍へ運ぶ新しい血管を形成すること)を阻害することで抗がん効果があると考えれています。血液が運ばれなければ腫瘍は成長することができないため、結果的にがん細胞の浸潤が抑制されると考えられています。
尚、サメ軟骨は新しい血管ができるのを妨げるため、子供や妊娠中の女性、妊娠しようとしている女性、手術後の人などは摂らない方が良いとされています。
・スピルリナ

- 特徴と機能
- スピルリナは、アフリカや南米など熱帯地方の高塩分な湖に自生する藍藻類の一種で、タンパク質を非常に多く含むほか、エネルギー源となるグリコーゲン、ホウレンソウの60倍を超えるβカロテン、クロロフィル、必須アミノ酸全種、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。
また、脳の食欲中枢を抑制するフェニルアラニンも含んでおり、食事前に摂ることで、摂取カロリーのコントロールによるダイエット効果も期待されています。
・セロトニン

- 特徴と機能
- セロトニンは体内ではトリプトファンから生合成され、小腸の粘膜細胞や血小板、脳の中枢神経に存在し、人間の精神活動に大きく影響しています。
セロトニンは幸福感をもたらす神経伝達物質で、リラックスや満腹感にも関与していると考えられおり、適切な摂取を行うことで過食による肥満を防ぐことも期待されています。
また、セロトニンは夜間に多く分泌され眠りを誘うホルモンであるメラトニンに代謝・変換されます。うつ病や神経症などの精神疾患は脳内のセロトニン量との関係があるため、セロトニンの再吸収を阻害することで症状を緩和するSSRIやSNRIなどの薬物が処方されますが、セロトニンの生成を促進するサプリメントも市販されています。
・ナットウキナーゼ

- 特徴と機能
- ナットウキナーゼは、納豆菌が作り出す酵素のひとつです。納豆菌は生きたまま腸まで届いて善玉菌の栄養となり、善玉菌を活性化するため整腸作用や有害な物質を排出する働きがあり、便秘の改善や肝臓に良いとされています。
また、ナットウキナーゼには血栓を溶かす作用があるため、心筋梗塞や脳梗塞を予防するほか、血圧を下げる効果があります。
また、最近では、抗菌作用や免疫力を高める作用が注目され、感染症の予防やがんの抑制効果も期待されています。
・ヒアルロン酸

- 特徴と機能
- ヒアルロン酸は、コンドロイチンと同様に非常に保水量の多いムコ多糖類の一種で、保水力が強いため、細胞外液の水分調整、関節の潤滑剤や血液中の水分量を保つなどの働きがあり、肌の弾力性の維持に深く関係しています。
動物性食品の皮や骨、関節などに多く含まれるため、食品で摂取することが難しく、吸収されにくい成分であるために、サプリメントでの補充が効果的とされています。
・プラセンタ・エキス

- 特徴と機能
- プラセンタ・エキスとは、プラセンタ(胎盤)から細胞分裂を促進する成長因子(グロースファクタ)や他の栄養素を取り出した抽出成分のことで、胎児が子宮の中で細胞分裂を行い成長するために必要とする成分です。プラセンタ・エキスは体全体の古い細胞やダメージを受けた細胞が新しい細胞に生まれ変わるのを助ける働きがあり、このような新陳代謝の活性化を通じて、肌の美白・若返り、ホルモンバランスの改善、体力増強・疲労回復、ダイエット効果、うつ状態の緩和など、幅広い生理活性効果があるとされています。
・プロポリス

- 特徴と機能
- プロポリスとは、ミツバチが集める特定の植物の樹脂、樹液とミツバチが分泌するミツロウが混ざった物質で、抗酸化作用に優れたフラボノイドとビタミン、ミネラル、アミノ酸などが含まれています。ミツバチはこれを巣の出入り口や隙間に塗ることで、外敵の侵入や腐敗を防ぐ防壁としており、殺菌力と抗炎症作用に優れていることが知られています。
プロポリスの生理作用としては、抗菌・抗ウイルス作用(口内炎、歯周炎、肝炎、風邪)、抗炎症作用(鼻腔炎、慢性すい炎)、抗アレルギー(アトピー性皮膚炎、じんましん、花粉症)、内分泌・代謝改善(糖尿病、通風、更年期障害)、組織再生作用(胃潰瘍、潰瘍性大腸炎)、鎮痛作用(神経痛、関節痛)、抗酸化作用(活性酸素の除去)など多岐にわたる効果が認められています。
プロポリスは素材となる植物が異なれば含有成分や効用も異なりますので、一般には、パラナマツの木が多いブラジル産、ユーカリが多いオーストラリア・ニュージーランド産、ポプラが多い東ヨーロッパ産のプロポリスが良質とされています。
・メラトニン

- 特徴と機能
- メラトニンは脳の松果体で生成されるホルモンで、その生成量は、夜、睡眠中にピークを迎え、日中は低下しますが、これによって眠りと目覚めのサイクルがコントロールされています。
メラトニンの生成量は加齢によって減少し、一部の老化現象とも関係しているため、メラトニンを摂取することで、加齢にともなう睡眠障害の改善や脳細胞の抗酸化作用によるアルツハイマー病の予防に効果があると考えられています。
また、メラトニンには、疲労性頭痛の緩和やがん細胞と戦う免疫細胞を活性化するなどの効果もあると考えられています。
・ローヤルゼリー

- 特徴と機能
- ローヤルゼリーは、働きバチが分泌する乳白色クリーム状の物質で、女王バチの餌となるものです。ローヤルゼリーには、アミノ酸、ビタミンB群をはじめ、脳の活性化に働くアセチルコリン、脂肪肝や肝硬変を予防するイノシトール、ミネラルなどの成分が豊富に含まれています。
また、ローヤルゼリーには独自の成分があり、特有成分として、インスリンとよく似た作用があり糖代謝を正常化するデセン酸や筋肉・皮膚・骨などの老化を防ぐ類パロチンなどが知られています。
一般に、ローヤルゼリーは滋養強壮に用いられ、発育促進、老化防止、自律神経失調症、高血圧、動脈硬化などにも効果があるとされています。
・5-HTP
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